こんにちは、さいつぉです。普段はピクシブとかツイッターでお絵かきしてます。
今日は、ちょうど1週間前、7/24に開催されたUNISON SQUARE GARDEN(ユニゾンスクエアガーデンガーデン)の20周年記念公演の感想を書いていきたいと思います!
- UNISON SQUARE GARDENとは
- 本編
- 01. Catch up, latency
- 02. サンポサキマイライフ
- 03. Dizzy Trickster
- 04. fake town baby
- 05. 恋する惑星
- 06. Hatch I need
- 07. マーメイドスキャンダラス
- 08. Invisible Sensation
- 09. オリオンをなぞる
- 10. もう君に会えない
- 11. スカースデイル(S.B Style)
- 12. オトノバ中間試験
- 13. 世界はファンシー
- 14. フルカラープログラム
- 15. いつかの少年
- 16. 101回目のプロローグ
- 17. kaleido proud fiesta
- 18. スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
- 19. Phantom Joke
- 20. 天国と地獄
- 21. 君の瞳に恋してない
- 22. カオスが極まる
- 23. シュガーソングとビターステップ
- 24. 春が来てぼくら
- 25. シャンデリア・ワルツ
- 26. センチメンタルピリオド(S.B Style)
- 総括
UNISON SQUARE GARDENとは
20年前の2004年に結成された3ピースロックバンド。「オリオンをなぞる」「シュガーソングとビターステップ」など、アニメタイアップのヒット曲に加え、圧巻のライブパフォーマンスが観客を喜ばせてやまない存在です。
メンバーは
高テンポ高キー高難易度の楽曲を歌い弾きこなすギターボーカル、斎藤宏介
ステージで音楽の楽しさを体現する作詞作曲家にしてベース、田淵智也
ライブを支える屋台骨にしてバンド1のエンターテイナードラマー、鈴木 貴雄
となっています。
特にベースの田淵智也は、アニメOPEDの作詞作曲も数多く手掛けており、声優・vtuberへも幅広く楽曲提供を行っています。10年代中期以降のアニソンシーンを定義づけた一人と言っても過言ではないでしょう。
本編
ユニゾンの楽曲は正直ものすごい好きで、彼らのライブにもしょっちゅう行かせていただいてます。今年はファンアートも作成しました。
では、セトリに合わせて振り返って行ければと思います。
01. Catch up, latency
アニメ「風が強く吹いている」OPテーマ。
疾走感にあふれながらもシンプルなユニゾンらしい楽曲。「今」のセンチメンタルピリオドであるこの曲から始まるのは、必然と言えば必然でしたね。ちなみにもうこの時点で私は泣いています。
02. サンポサキマイライフ
1stアルバム「UNISON SQUARE GARDEN」の3曲目で、いずれのライブでも「ここからが始まり」を感じさせてくれるこの曲。歌詞もデビューしたばかりのみずみずしくていい。「愚かなこの世の不条理に言わせたい、ぎゃふんと言わせたい」MCの「ようこそ!」も飛び出して、テンションは最高潮でした。
03. Dizzy Trickster
7thアルバム「MODE MOOD MODE」のポップスとしての柱が「オーケストラを観に行こう」と「君の瞳に恋していない」なら、この曲とロックバンドのアルバムとしての柱を担うといっても過言じゃないくらいのロックチューン。
04. fake town baby
「血界戦線 BEYOND」OPテーマ。
「君の常識に用はない。」の帯を添えたこのシングルで最初のブロックは終了する。間2曲が前向きな雰囲気を作りつつも、最後は不満も苦言も放つだけでは乗り越えられない、やっぱり「世界は厳しい」ということを歌うこの曲は、今日のライブがただ楽しいだけでは終わらないということを予兆させるのでした。
05. 恋する惑星
MC明けて、ドラムとともに演奏開始。9thアルバム「Ninth peel」のリード曲。9枚目は田淵の思い入れも少ないし、出てから日が浅いこともあり、フラットに聞ける良曲が多いです。MCも5年前の15周年で放った「今日は、長いよ~」をもじって笑いに包まれた雰囲気だったので、素直に楽しかったです。あとこのあたりから貴雄のファンサービスでたびたび泣けるようになってしまいました。本当に何様だよって感じなんですが、大きくなったなぁ~。
06. Hatch I need
8thアルバム「Patrick Vegee」の1曲目。20周年武道館は、この8枚目が軸になるだろうと誰もが予期していたと思いますが、ちゃーんと1曲目からスタート。今聞き直すと「判断待って、まだあらすじは終わってない。切り取り方にも難があるだろう」と、「祝20周年」という雑な切り取り方を拒否するような歌詞が俺に刺さった一曲。一人ひとりに、ユニゾンと過ごしたかけがえのない時間があるからね。
07. マーメイドスキャンダラス
続けて同じく8thアルバムから2曲目が演奏開始。「はっちまーめい」の流れは大事なツアーでは必ず使われている印象があります。演奏ではなく言葉を繋げるこの流れは、アルバムでもセトリでも妥協なく曲順にこだわる田淵がぜひとも奏でたかった流れだったのではなかったのでしょうか。
08. Invisible Sensation
「ボールルームへようこそ」後期OPテーマ
「その才能に、用がある」という「fake town baby」の帯コメと対をなすコメントを添えたこのシングルは、実はユニゾン至上最も残酷な言葉たちで彩られている。「踏みはい出たやつから順々にシードを取る、冷徹な仕組み」「努力だけじゃ未来は保てない」などなど。この日に聞くと、いつもとは違う、彼らの覚悟が歌いあげられたように感じて、体を揺らすのも忘れて聞いておりました。
余談ですが、2017年に発売されたシングル「10% roll 10% romance」「Invisible Sensation」「fake town baby」のうち、「10% roll 10% romance」はこの日、演奏されませんでした。「10% roll 10% romance」もテレビアニメ「ボールルームへようこそ」の前期OPテーマで、ユニゾン至上最高速のBPMで彩られる楽曲なのですが、まあ後ろ2曲に比べると歌詞がすごく前向きなんですよね。でもそれは、今武道館ではやらない。ただただ「祝ってくれ」という日ではない、ということだったんだろうなと、今では思います(祝ってくれムード満載の15周年ではやってました。)。
09. オリオンをなぞる
「TIGER & BUNNY」 OPテーマ
号泣して聞きました。「そうだよね、お前がいるよね!」というわけのわからないコメントを発しながら(この後もたびたび発します)聞き始めました。この曲で初めてユニゾンに会いましたが、本当にいつ聞いてもいい曲です。激しくはないけど複雑でわかりにくいこの曲は、人気なのに理解されなくて寂しい気持ちにもなるんですが、それでもこの曲で出会えたよかったなと思えた瞬間でした。最初の快進撃を奏でるロックでこのブロックも終了。
10. もう君に会えない
しばしの静寂を挟んで演奏されたのは、ファンにもユニゾンにも向けられていない、どこか遠くへ行ってしまった友人たちを悼む曲。たぶん、彼らにとってこの曲を武道館で歌うことに、ものすごく意味があったんだと思う。僕にはわかりようもないけれど。
ちなみにライブだといつものことですが、バラードパートから、斎藤さんの喉がめちゃくちゃあったまってきています。
11. スカースデイル(S.B Style)
S.B Styleで演奏されたのはユニゾンで斎藤が作詞作曲した2つの曲のうちの1つ。ここから斎藤にフィーチャーをあてた曲群に入っていきます。田淵と貴雄がシンガロングする「僕の声を初めて君がキャッチした それくらいで日々の大切さを見つけるんだ」。に思わずぐっと来てしまいますね。
12. オトノバ中間試験
2回目の「お前がいるよね!」曲。意味の分からない歌詞、一聴ではわからないメロディ、極めつけは「快気怪奇な僕なんで、呆れるで斎藤に任せといて!」。楽しさを体現しているのに、「お前にしか任せられないよ」ってわけわからないコメントを言いながら泣いてました。
13. 世界はファンシー
続いて8thアルバムのリード曲。過去曲の歌詞のもじりもあるなど、結構内輪気味な気もあるこの曲でも「My fantastic guitar」と唱える斎藤がフィーチャーされています。
これは3回目の「お前がいるよね!」曲、どこか大事なタイミング来るだろうと予期していましたが、奇妙な形の楽しさが詰まったこの曲も最高のタイミングで奏でられたと思います。まあ何より、次の曲へのつなぎが素晴らしかった。
14. フルカラープログラム
フルカラープログラム。大事なライブのトリも務める、バンドにとってとても大事な曲。もういつ聞いてもすばらしいんですが、「世界はファンシー」のあとにつなげられると、もうまた別格ですね。さすがセトリおじさん。間奏明け、シンバルと斎藤が疾走感をまとって歌い上げる「完全無欠のロックンロール」で思わずガッツポーズしちゃいました。
15. いつかの少年
斎藤の軽快なMCののち、繰り広げられたのは1stアルバム屈指のバラード曲。ユニゾンで一番好きなバラードですが、なによりいつかの少年たちの疑問「ここは今いずこなのか、エピローグでもクライマックスでもないことはわかるけど」と次々に演劇用語が繰り広げられることで、ファンたちはある予感を覚えるのです。そして
16. 101回目のプロローグ
8thアルバムの最後を飾り、特設サイトの表題も務めるこの曲が、少年たちの答えになっています。いつだって何度だって「始まり(プロローグ)」なんだと。もうね、枯れはてた涙腺からまだかと涙があふれてきます。「君だけでいいや、こんな日を分かち合えるのは」。途中の部分も「本当の気持ちを話すのは””今日くらいしかありえないだろう””」と言い換えられていて、もう言葉にしがたいですね。
参考:特設サイト
20th Anniversary | UNISON SQUARE GARDEN
17. kaleido proud fiesta
TIGER & BUNNY 2 OPテーマ
曲の話の前に少しだけMCの話を。貴雄→田淵の順で話すんですが、貴雄は本当にこういう場で、一番客とメンバーのことを考えて、ちゃんとわかりやすい言葉で、伝えたいことを表現してくれる貴雄には尊敬しかありません。田淵が逆に照れ屋だから、ここで少しふざけちゃうんだよな。はてさて、MC明けて奏でられるのは、「かくしてまたストーリーは始まる」から始まる運命で定められたかのようなタイアップ曲。祝祭にふさわしいこの曲で、いよいよライブもクライマックスなのだという気分が高まってきます。
18. スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
え、ここで!?と思いつつ「お前もいたね!」てなった曲。メンバーが今回のグッズも一部手掛けている盟友「throwcurve」に由来する曲。歌い終わりの最後は「Jokeってことにしときます」と、ここでも流れにこだわる彼らの流儀が表現されていました。
19. Phantom Joke
Fate / Grand Order 絶対魔獣戦線バビロニア OPテーマ
コロナ禍でユニゾンを苦しめた曲といえば彼でしょう。オンラインライブでのやりきれない斎藤の顔はものすごく印象に残っています。とにかく速いし高いし本当に息継ぎができない。15周年を超えたあたりからもうひとつギアを上げた彼らを象徴するシングルとなっています。斎藤おつかれ!
20. 天国と地獄
ドラムソロとセッションを挟んで奏でられたのは、5thアルバムのリード曲「天国と地獄」これも泣いています。5枚目が初めてリアルタイムで買ったアルバムでしたね。Same time でChaostic show!!今夜もダダ騒ぎ!!
21. 君の瞳に恋してない
続けて7thアルバムのリード曲。5枚目のアルバム辺りからアルバムのリード曲というのを明示するようになったユニゾンですが、やはりリード曲が各アルバムの特徴をこれでもかとあらわしているのが前曲とのギャップでもわかります。ポップともロックともとれるユニゾンを体現した最高のアルバム「MODE MOOD MODE」で放たれたホーンナンバー。
22. カオスが極まる
ブルーロック 1期OPテーマ
前曲と対比されるようにおそろしいSEで始まるのは、行きつくところまで行きついた混沌の境地であるこの曲。最初聞いたとき、あーこれはわけがわからないなと、久々に思いました。原作が人気なのはもちろんですが、その期待を超えていくのはさすがとしかいいようがありません。そしてライブ終盤でこれを演奏しきってしまう3人もすごい。
23. シュガーソングとビターステップ
血界戦線 OPテーマ
言わずと知れた最も有名な曲。誰も彼も斜に構えて言わないから僕は言っておくけど、僕はこの曲が一番好きです。一番売れたラーメンが一番うまい。舐められないように複雑な間奏も、いまではなれきってしまったよね。
ここまでの3曲、現時点のユニゾンスクエアガーデンのyoutubeチャンネルで再生数が多いMVの3位から1位です。人気曲を立て続けに披露し終わると、田淵がぽろっと「かえって~人気曲全部やったよ~」とここでも茶化す。そしてついに「本当の気持ち」を話す田淵のMCが続くんですが、これはリアルタイムで見た人だけ噛みしめましょう。どんなレポートもそのニュアンスを伝えきれないと思う。
24. 春が来てぼくら
三月のライオン シーズン2後期OPテーマ。
個人的には発売当初はそんなに印象に残っていた曲ではなかったのですが、ライブを通じて特別にしていくのはさすがユニゾン流。「ごめんね、欲張ってしまう、新しいと同じ数、これまでの大切が続くように、なんて」という歌詞で涙ぐんでるようにも見える田淵の顔が印象的ですね。
次の曲もそうだけど、参考までに合わせて2018年11月のブログも読んでいただけると、田淵のMCも含めて、筆舌に尽くしがたい感情がわかってくるかもしれないです(MCはここでは書かないけど)。
BLOG | UNISON SQUARE GARDEN - official web site
25. シャンデリア・ワルツ
これはあえて、9年前のライブ映像を張っておきます。4thアルバムのとりを飾るこの曲も田淵が強い思い入れを持っている曲。アレンジもこのときの武道館とほぼ一緒だった気がする。いい曲なんだよね~。4thアルバムは「勝手にやってくれよ、勝手にやるから」という彼らの音楽メッセージが確立された優れたアルバムで、その象徴的な楽曲が本曲です。アルバムもぜひ聞いてください。
26. センチメンタルピリオド(S.B Style)
最後はお約束のメジャー1stシングル。Catch up latencyから始まり、センチメンタルピリオドで終わる。この様式美もきっと田淵の術中なのでしょう。そしてステージが終わって田淵と貴雄が退場した後の斎藤のMCも、これまた泣かせにきているんですよね。
総括
ありがとうUNISON SQUARE GARDEN!観に行ってよかった!
10月にはブルーロック2期OP「傍若のカリスマ」をリリース、9月からはきらびやかなシングルベストをかかげてライブツアーが始まるなど、まだまだ20周年に向けた今後の活動に期待がかかります。
ご拝読いただきありがとうございました!! 普段はピクシブとか
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